実施日
2017・03・10から03・14
参加者人数と一日歩数
10日 40名 45,020歩
(他に途中まで見送り臥龍橋まで22名、叡福寺まで6名)
11日 47名 35,470歩
12日 42名 34,472歩
13日 34名 31,501歩
14日 38名 20,181歩
3月10日 葛井寺~橿原神宮まで、快晴
昨年11月から葛井寺の国宝、千手千眼観世音菩薩のご宝前で灯し続けられた法灯を大切に継承する旅立ちです。
境内には早朝にも拘わらず、本隊と途中まで同行される方、お見送りの方で大賑わい。
8時45分 安全祈願の般若心経を奉賛、4泊5日の長い修行の始まりです。
日本最古の八幡宮、誉田八幡宮で仲宮司様と満開の梅に迎えられ初めての休憩。聖徳太子の御廟のある叡福寺(上の太子)で、近藤菅主様から丁寧な説明を受け会館をお借り豪華弁当に舌鼓。
日差は温かいが風は冷たいなか、ひたすら大和の国へ。
道中、名物の草餅や団子でエネルギーを補給し橿原神宮へ。
神宮を参拝し宿舎へ。17時55分。みなさま良く頑張りました。
これで明日が楽になります。
3月11日 橿原神宮~ウェルネス大和路へ 晴れ
有難いかな。予想に反し晴れ。
久米寺に道中安全を祈願して高取の街並みへ。
10年前から始まった雛祭りと重なり目の保養。
壺阪寺に無事に法灯を引き継ぎ、東日本大震災慰霊者の供養法要を執り行った。
しかしここは山の上、寒い。昼食の熱いうどんが有難い。
昼食休憩中に待ち構えていた報道の方の取材を受ける。
仙台市といわき市からの参加したお二人が丁寧に応対した。
ここからは養護盲老人ホーム「慈母園」の方3名と付添いの3名も巡礼に参加。キトラ古墳の展望台で、午後2時46分東の方角に向かい全員で読経のし黙祷。各自6年前を思う。
「慈母園」の方も頑張り、坂を上り切り岡寺へ。
法灯を引き継ぎ、大震災の犠牲者の供養と復興を祈願した。
様々の明日香村遺跡を見ながら無事宿舎へ。17時33分
3月12日 ウェルネス大和路~大神神社 晴れ時々曇り
今日も風が強く冷たい。
快慶作の国宝文殊菩薩が祀られる安倍文殊院から土舞台を経て得道上人ゆかりの長谷寺塔頭開山堂の法起院へ。
衣体を整え、整列して再び出立。
法螺貝に励まされ長い回廊を進み、昨年3月法灯を頂いた長谷寺へ。
田代化主猊下御導師のもと法灯引き継ぎとご法楽はさすがに豊山派総本山で大変厳かで改めて身の引き締まる思いであった。
昼食は長谷寺様がご用意して下さった‘カレー’を頂きました。
多くの皆様の善意で調理された味は格別でした。
午後は仏教伝来の地から「山辺の道」を歩き、金屋の石仏、平等寺を経て今日の目的地、大神神社で宿の送迎車に迎えられた。
宿へは16時35分到着
3月13日 大神神社からJR帯解駅 夜来の雨は曇り空に午後小雨
送迎バスで大神神社へ。
静謐な雰囲気は心洗われる。大物主大神に参拝後再び山辺の道を狭井神社、桧原神社、景行天皇陵とのどかな道を行く。
戦艦大和の守護神で有名な大和神社御旅所で昼食。
長谷寺様お手配の柿の葉寿司を楽しむ途中から空模様が怪しくなり雨具の着用。
夜都伎神社、石上神宮と小雨のなか長谷寺の先達4名に先導され順調な進捗です。
JR帯解駅で列車待ち合間に整理体操。
桜井駅から送迎車で宿舎へ。16時50分
3月14日 JR帯解駅からJR木津駅 曇り空で風が強く寒い
送迎車とJR利用で帯解駅に。
出立してすぐ安産祈願で有名な帯解寺へ。ご住職の詳しい説明。
お地蔵様の由来から廃仏毀釈、皇室の安産祈願まで。
時間を取り戻すべくひたすら歩き興福寺南円堂へに到着。
特別の計らいで‘不空羂索観世音菩薩’の御前で森谷副貫主様御導師のもと厳かな法灯引き継ぎとご法楽を無事終了。
本坊に招かれ「芳飯弁当」が待っていた。鮮やかな彩の和食弁当は箸をつけるのがもったいないほど見事で美味。第5回の法灯引き継ぎを全て終え長谷寺、興福寺の皆様との歓談を楽しみむ味は格別。
観音様との出会いを静かに噛みしめた。
ここで少しPRです。
今回の法灯リレーは〖西国三十三所札所会〗の主催で執り行っていますが、その実施には当会が全面的に協力しております。
興福寺様では昨年末、当NPOの27ヶ寺目の法人会員にご加入下さい
ました。本日ご入会のお礼に杖立2基を奉納させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。
午後からは興福寺の方々の先達のもと、目的地JR木津駅へ14時34分到着。
今回ご一緒してくださいました葛井寺森住職、観音正寺岡村住職、紀三井寺前田僧侶を始め壺阪寺、岡寺、法起院、長谷寺、興福寺のご山主さま、多くの僧侶の皆さま大変お世話になりました。
心から感謝申し上げます。
巡礼参加の皆さま本当にお疲れ様でした。
5月に元気な皆様とお会いできることを楽しみにしております。