体験ウォーク実施報告

実施日  2019・11・09(土曜日)

歩行区間 JR和泉橋本駅(9時50分)~JR和泉鳥取駅(15時10分)

     約 16.5Km    22,650歩

参加人数 10名

天候   快晴の秋晴れ

 今回は、貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市と大阪南部の4市、約16㎞“熊野街道”を訪ねる行程です。

 

 出立すぐに、南近義(みなみこぎ)神社に到着。 弥都波能売神を主神に鞍持王子と近木(こぎ)王子を合祀する

 

 泉佐野市樫井の古戦場後には、“壇団右衛門”の五輪塔や“淡輪六郎兵衛重政”の墓など夏の陣の兵どもの記念碑がありすぐ隣の民家の中庭に籾井王子の石碑と古井戸の遺構を発見、お許しを得て、見学しパチリと撮影。

 

 泉南市に入り国指定“海会寺”の1350年前(白鳳時代)の寺院遺構と“信達宿本陣跡”や一之瀬王子跡など見どころ満杯。

 

 今回の行程では、都心を外れたせいか熊野街道の面影を多く残し、地元団体等(NPOなど)の手作りの熱意とご苦労が実感できた。ありがとうございました。

『第13回法灯リレー実施報告』

実施日

2019・09・14(土)~09・15(日)

 

巡礼区間

 JR安土駅⇒沙沙貴神社⇒老蘇神社⇒32番観音正寺⇒

 ⇒阿自岐神社⇒摺針峠⇒JR柏原駅

 

参加人員と天候

 9月14日

  晴れ(秋晴れの巡礼日和!!)

  参加 51名

 9月15日

  晴れ(秋晴れを通り越して猛暑)

  参加 50名

9月14日

 参加者がついに50人を突破。

皆さん早い目にとは言え8時10分到着時にはすでに20数名が待っている。

 今日は、いつもの桑実寺道でなく、石寺参道からお詣りとした。

沙沙貴神社、老蘇森から名物石段には、先達の粋な計らいで“自由登攀”

 さすがの先達さんたちも齢には勝てず、“サンゲサンゲ”“六根清浄”の

懸け念仏を唱え、喘ぎながらのお詣り。

 年々山上の観音様が遠くなる。それだけありがた味も倍増か・・!!

 観音正寺で無事、引継ぎと法楽を済ませて待望の昼食。

書院を開放したいただいたのに、多くの人が好天気に誘われ境内をお借り、

舌鼓を打ち元気回復していざ下山。

愛知川・豊郷など中山道の宿場を満喫しながら阿自岐神社で迎えの車に。

JR安土駅で理事長から挨拶

豊かに稔った近江路を行く


“サンゲサンゲ!!”の石寺階段修行

長命寺武内住職を先頭に本堂へ


卒塔婆を周って本堂へ

長命寺から観音正寺へ無事引継ぎ


51名の大陣容。昼食弁当をいただいた直後で皆さんまだまだお元気!!!

五箇荘の水路で“鯉”の歓迎

蕎麦も満開!!採り入れ後に是非のお越しを!!


差し入れのアイスに思わずにつこり

西日を受けて黙々と阿自岐神社へ!


9月15日
 前回を含めて3回お世話になった「琵琶湖コンファレンスセンター」にお礼勤行
準備体操も入念にいざ柏原へ
摺針峠では、NPOの道しるべが健在。乾燥しているのか“山蛭”の被害もなく通過。
 予想通りの猛暑も“お地蔵様”や醒ヶ井の“梅花藻”に助けられて柏原駅にたどり着く。
疲労困憊の記念写真と“総礼”で解散
次回は来年5月で最終回です。今から再開が待ち遠しいです。

阿自岐神社が秋祭りで作業中。

御旅所で準備体操

朝からまばゆい日差し


お地蔵さんに送られて

昼なお暗い“摺針峠”

見ごろの梅花藻にホット一息


中山道の並木道に往時を偲び行く

JR柏原駅で総礼


 

歩きとおした自信に満ちた笑顔が映える!!

令和元年小辺路巡拝

時 期 2019・07・11(木曜日)~

         ~2019・07・14(火曜日)

人 数 総勢13名(今回は途中参加等なし)

 

7月11日 終日雨

   金剛峯寺⇒金剛三昧院⇒水が峯分岐⇒平辻⇒かわらび荘

 梅雨入りが遅く、各地にゲリラ豪雨が襲うニュースばかりで一向に

梅雨明けの気配がうかがえないこの頃です

雨で集合場所を常喜院さまの玄関前をお借りしての出発準備です

雨の中定刻に出発。薄峠から小雨模様で、昼食の大滝集落の休憩所で広場で弁当を広げるころには再び雨。

平辻からの林道が崩落で迂回路から宿舎へいろいろ難渋しました

 サプライズのお祝いです。

ハッピーバスディの歌とケーキで和歌山のTさんの誕生日祝いです

スペインからのMEさんご夫婦ともどもケーキをいただきました

 7月12日 曇り

   かわらび荘⇒檜峠⇒伯母子岳⇒三田谷橋⇒政所・民宿山本

雨こそ降っていないが一日曇り空の予報

 檜峠では道を間違えたと思うほど小枝や瓦礫が散乱し歩きにくい。

伯母子分岐でスペインからのMEさんと出会い情報交換。

伯母子山頂の見晴らしは否なれど穏やかな日和でゆつたり昼食

三田谷橋までひたすら下って無事五百瀬へ

ここで、二組に分かれて「政所」と「民宿山本」へ

7月13日 曇りのち雨

   宿舎⇒三浦口バス停⇒三浦峠⇒矢倉観音堂⇒

       ⇒西中バス停⇒昴の郷⇒果無登山口⇒民宿やまとや

 昨日に続き曇り空ですが午後から雨の予報

吊り橋を渡って三浦峠へ

今日のみどころは、吉村家跡(旅籠)の防風林。樹齢500年と云われる

巨大な杉は圧巻。ガスが漂い吸い込まれそう。

 三浦峠まで高低差700メートルの登りは“散華!!散華!!”“六根清浄”に

励まされ喘ぎ喘ぎの登攀が続きます

後は西中バス停まで下り一方。途中の矢倉観音堂で昼食

ここから昴の郷まではバス道8㎞。予報どうり途中から雨。

昴で休憩もそこそこに、明日の備えて、果無登山口のつり橋(定員

5人)を渡って宿舎の温泉に一直線

7月14日 雨予報

   宿舎⇒果無集落⇒観音堂⇒果無峠⇒

       ⇒八木尾バス停⇒三軒茶屋跡⇒本宮大社⇒大斎原

 午前2時頃、雨音で眠れないほどの豪雨とか、大半は知らずに熟睡。

 雨の予報が曇り空。勇躍7時出発すると5分も行かないうちに雨。

登山届を提出して、急峻な果無の観音道を選択。

西国33番華厳寺から長命寺まで喘ぎながら“六根清浄”“散華・散華”

と“般若心経“を唱え果無集落へ。懸樋に冷やされたトマトは絶品。

 ここから熊野本宮を目指して宝厳寺の観音様に法楽をしてから

青岸渡寺まで長い道のり雨の中進みます。

 道中、降ったり止んだりと雨具の出し入れが大変ですが、装束は

体内の汗と雨でビツショリです

14時50分、八木尾バス停に到着。今日帰宅の6人はバスの時刻もあり

熊野本宮大社へ直行。宿泊組は“道の駅奥熊野ほんぐう”を経てあわ

ただしく三軒茶屋跡・小辺路分岐(九鬼関所跡)から本宮を目指す。

17時の太鼓を聞きながら本宮大社と大斎原にお参り

 大鳥居前でスペインのMEご夫婦に再々会。ご両人は14日の宿の

アドバイスで果無越えは断念し路線バスで移動したとか・・。

我々が完歩したことを聞き大変残念がっていた。

アドレスを交換し写真等の送達を約す。

新たな出会いに感謝しながら“川湯の温泉”を楽しむ。

お陰様で8回目を無事完歩。来年も是非挑戦したいなぁ~!!!

『第12回法灯リレー実施報告』

実施日

2019・06・08(土)~06・09(日)

 

巡礼区間

JR近江今津駅⇒竹生島宝厳寺⇒姨綺耶山長命寺⇒JR安土駅

 

参加人員と天候

6月8日 小雨のち曇り(午後強風) 参加 43名

6月9日 晴れ           参加 49名

6月8日 JR近江今津駅10時10分集合

 琵琶湖汽船の運行を心配してスタッフは9時30分集合の指示

小雨の近江今津に9時5分到着するとすでにスタッフ他参加者多数

 本日は小雨ですが定刻どおり『運航予定』とのことで一安心。 乗船券発売は9時30分から、先発隊から乗船券ゲットの連絡

 小雨の中、10時10分 出立

先日は、多数の予約でほぼ満席と聞いていたが団体は当会のみでほぼ貸し切りで快適な船旅。上陸時には雨も上がる

 本堂本尊前で法灯引継ぎと法要も恙なく終り、12時30分まで自由行動

法灯の引継ぎをすまされた“松尾ご住職”が今津に帰られるのをお見送り

少し風が出てきた。

 彦根への移動は“オーミマリン”のお世話になる。船内での昼食中から風が強まり、彦根港岸で白波が押し寄せているが無事着岸

 東湖岸は強風。知らなかった琵琶湖のもう一つの“顔”に飛沫を避けながら歩く

JR近江今津で出立を待つ

竹生島に上陸して整列

松尾住職に護持されて本堂へ


“お宝軸”もつづいて本堂へ

法灯の引継ぎ

波に揺られて乗船


強風に波立つ湖岸を進む

菅笠が鳴り、幟も強風に苦戦


6月9日
 宿舎前で今日から参加の長命寺の信者様他5名が合流。皆さまに紹介して出立
 昨日に打って変わり、穏やかな薄曇りで巡礼日和
伊庭内湖の干拓地を進み、福堂集落で『順礼三昧供養塔』で法楽
260年前、巡礼船が比良八荒にあおられ69名が水死した巡礼者の供養碑です
武内副住職の説明にも、昨日の強風荒波を目撃体験しただけに心にしみる
 大中の干拓地は、刈り取り前の小麦が茶色に波打ち、水田には植え付け早々の
早苗が心地よい巡礼です。
 喘ぎ喘ぎ石段を登って長命寺で法灯の引継ぎです。
庫裡をお借りして昼食休憩。
 午後は西湖を3隻の遊覧船にわかれて豊浦を目指します。
昨日に比べ小鳥の囀りを聞きながらのゆとり船旅です
定刻にJR安土駅に到着。総礼で9月の再会を約してそれぞれ帰路に・・。

新たな仲間のご挨拶

巡礼供養塔

由来を説明する武内副住職


実り豊かな小麦畑

青々とした干拓地

休憩時に峰住職から説明を聞く


出発を待つひと時

大所帯は集合写真も大変です


下り階段です。気を付けて!

遊覧船でゆったりのひと時

JR安土駅で総礼


『圓教寺写真展』

草創1300年徒歩巡礼法灯リレー

 

期間 2019・04・12~05・06

   好評につき期間延長 05・31まで

会場 書写山ロープウェイ駅 ロビー

 

 ロープウェイ駅に委嘱され、待合室ロビーでの開催になりました

圓教寺のお参りが済まれたお客様が、ロープウェイを降りられ暫しの癒しにご覧いただける空間になります。

好評につき期間を5月31日まで延長しております。

 

『日本巡礼文化の日』の徒歩巡礼

実施日   2019・04・15(月曜日) 晴れ

巡礼区間  葛井寺⇒道明寺⇒玉手山公園⇒壷井八幡宮⇒

      河内源氏三代の墓⇒佛眼寺⇒近鉄上ノ太子駅

 

参加人数  12名

 

  昨年制定されたこの記念日に、私たちNPO西国古道ウォーキングサポートは巡礼を実施しました。

 昨夜遅くまでの雨が嘘のように晴れ、葛井寺境内に集合。本堂前で道中安全を祈願し、森理事長始め総勢12名が道明寺に向け出発。道中、小室山古墳では、おそらく今年見納めとなるの桜が花吹雪で、近所の幼稚園児とともに見送ってくれた。

 しばらく歩くと、建立1300余年続く尼寺の道明寺に到着。すぐに出発のつもりが普段未公開の十一面観音菩薩を御開帳くださり、加えて六条御前様の御父上がお召しになられた『衣冠束帯』を拝見させていただいた。雲上人の伯爵様の江袋も拝見。

 『衣冠束帯』は令和元年を記念して30年振りにお飾りになったとか。これは、理事長が親しくお付き合いされている賜物で、感謝!感謝!!お寺を出ると、思わぬ僥倖と佛縁にただ感謝!!でした。

 道明寺天満宮から玉手山公園の展望台でお弁当を広げ、あべのハルカスを始め大阪平野を一望しまた感謝。壷井八幡宮、通法寺跡、河内源氏三代の墓から太子町佛眼寺跡をお参りし16時30分上ノ太子駅で解散。

 後半のこの文章の短さ、まさしく道明寺様に感謝の一日でした。